小学校入学前の準備

挨拶はきちんと学ばせよう

 

小学校とはいえ、それは一つの社交の場であり、社会の中の施設の一つでもあります。そこに身を委ねる以上、一定のしつけは必要ですし、子供であっても最低限の事は学ばせておき、それを発揮してもらわなくてはなりません。その最たる例が、挨拶です。

 

社会人になって、挨拶ができないという理由で先輩や上司に白い目で見られる若い世代が現在かなり増えています。挨拶というのは、コミュニケーションにおける基本中の基本。これができないのは致命的です。

 

そして、挨拶のできない若い世代のほとんどは、小学校に入学する時期に、その必要性をあまり教えてもらえなかった人達です。挨拶するのは当たり前、という世代が親になり、そこでしっかり学ばせなかった事が原因と言えます。

 

もちろん、社会人になるにあたり、その重要性を理解できていないのは本人にも責任があるでしょう。ですが、親の教育に問題がある事も確かです。たかが挨拶、されど挨拶。それができるかどうかで、人間性や能力に対してすら、大きな評価の違いが出てきます。

 

入学前には、子供に進んで挨拶するようにしつけましょう。大きな声ではっきりと「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」が言えるようになれば、それだけで十分です。

 

例えば、使い方を間違っているとか、場に合わない音量とか、そういう事は気にしなくても構いません。それは本人がその場に応じて学んでいきます。大事なのは、挨拶をする習慣を身につけさせる事。

 

その為には、親もそうですが、周囲の大人が挨拶をした子供を褒める必要があります。褒めれば、挨拶をする事が正しいと子供は認識し、自然と習慣が生まれます。

 

挨拶ができれば、入学してすぐにでも他の子供とコミュニケーションが取れます。何より、話すきっかけになるのが挨拶ですから。